美術大学の選び方。有名か実力があるか、条件はアーティストとして自分の目と感覚で判断しよう。

美術大学の選び方。有名か実力があるか、条件はアーティストとして自分の目と感覚で判断しよう。

日本には、様々な美術大学がありますが、自分のアートの世界で生きる上での目的をはっきりさせたうえで大学を選びたいですよね。

「有名だから」「大きいから」そのような考えで大学を選んでいると、あとあと自分が美術の大学に進学した目的を見失うことになります

美術の大学を出ても、アーティストとして活躍している人は、少ないと思いませんか。
理由はここにあります。

 

大学自体の立地条件はどうか

どんなに新しくて素敵だと思う大学であっても、その大学まで通う道のりがハードなものであったり、制作環境が整っていなかったりと、
マイナス面が多い場合は、アートに対してのモチベーションが続かないことが予想されます

せっかく4年間程度通う大学なので、オープンスクールに参加をし、
・自分が住むであろう地域
・通う方法
・制作環境
なども確認をしておきましょう。

 

学費という授業料は支払うことができるのか

大学の授業料は、安くはありません。

国立の美術大学の1年間の授業料が60万円程度です。
国立の、文学部の年間授業料が60万円程度ですから、国立の大学に進学することは、学費を抑えることにつながると思います。

しかし、私立の美術大学の授業料は1年間に200万円程度と、国立の3.3倍の学費がかかります。

この額を4年間支払うわけですから、お金のことはよくよく考えておきたいところですよね。



 

どの先生に教えてもらいたいか

美術大学は、先生の力量がすべてです。
その先生が、自分の一番身近なアーティストになるわけですから、よくよく考えて先生を選びましょう

また先生の研究室によっては、学生の技術支援や、演習を多く取り入れるところがあれば、自分の制作の手伝いをさせる研究室もあります

今、『あれ?』と思いませんでしたか?

「自分の制作の手伝いをさせる」というとこに、疑問を持ちませんでしたか。
美術の大学の先生は、教師であり、アーティストでもあります
自分で作品を作り上げる力があるのと、人に教えることができるかどうか、という問題は全く別問題なのです

もちろん、先生の作品作りを手伝ううえで勉強になる貴重な経験が多くあることは、間違いないと思います

 

・先生は、教師か?アーティストか?

教師であれば、しっかり教えてくれるかどうか。
先生が本気のアーティストであれば、教え子に才能があれば『つぶしてやる』と考えるような気の強いアーティストかどうか

4年間一緒に過ごすのですから、気になりますよね。

 

・現在も制作活動を行っているか?

現在も活動しているのであればアーティスト活動のすべてを知っている存在
すでにアーティスト活動から遠のいているのであれば、古い考えを持った、アートの世界に敗れたもっともらしい口だけの存在

 

・先生の過去のポートフォリオはどのようなものか?

突拍子もない学歴の人に、地道な努力家の人の気持ちはわかりません

 

・先生は海外に行っているか、国内しか経験が無いのか

海外に行った経験のあるアーティストは、アートに関するコンセプトや捉え方などの見識が広くなる。国内ばかり見ているアーティストは、コンセプトよりも見た目の印象を重要視し、ライトな作品を推奨してくる。

 

・先生の年齢は?

視野の広さが国内程度の高齢者に、世界を見た現代の若者が作り出す作品の良さは理解しがたいものがあります
「ワシらには、もうわからんわ」そんな発言を、身近な高齢者から聞いたことはありませんか。
アートの世界に限らず、どの世界でも同じ事です。

もし例え高齢者の先生であってもコンテポラリーを理解する力があるのであれば、
「海外の有名展覧会で取り上げられつつあるアーティストを紹介する」
「学生の手本になりそうな近代のアーティストを紹介する」
など、理解しているなりの取り組みをされていることが想像できますよね。

 

 

そういえば先日、多摩美術大学からこのような要望書が出ていましたね。


これについて、日本の美術界の多くの権威者は、無言です。

なぜなら、自分たちのことを言われているのだから、何も言えないですよね。
日本の美術界は、それだけ高齢者の教授が実験を握っているんですよ。

 

卒業生はどのような進路をたどっているか

・就職先で多いところは

デザイン会社への就職が多いのであれば、その大学はデザインを専門に教える力が強いことが想像できます。
大学院等への進学率が高いのであれば、その大学は研究に関して力が強いことが想像できます。

 

 ・進学先で多いところは

海外に行く人が多いのであれば、何らかの進学枠があるのかもしれません
進学枠は、大学の先生の推薦や、先生同士の交流の中で生まれる場合もあるので、懇意にしてくれる先生を見つけることは、大学生活を有意義なものにするためには必要です

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