アーティストになるために美術大学へ行くメリット

アーティストになるために美術大学へ行くメリット

将来美術に関わる仕事をしたいと考える多くの人が、美術大学に進学します。

しかし、美術大学の大学に進学したからと言って、アーティストの道が約束さているわけではありません。

そうですよね、医大に行ったからと言って必ず医者になるとは限りませんし、教師養成課程を出たからといって、必ず教職につくとも限りません。
しかし、その専門の分野の大学に進学することは、多くのメリットがあります

 

美術大学は、美術の基礎や概念を学ぶところ

美術大学に行ったからと言って、アーティストの道を約束されていないのは理由があります。
美術大学は、あくまで美術の基礎や概念を学ぶところだからです。

アーティストになるための方法は学びません。
アーティストやキュレーターなど、アートに関係する多くの人が知っておくべき基礎知識や概念を広く学ぶことになります
しかし、美術の基礎や概念を学ぶことは、実はとても大切な事なのです



 

美術の基礎や概念を学ぶメリット

美術の世界は、見えない作法で溢れています。
それは現代アートの世界の中で歴史的に積み上げられてきた経過があり、その手順を踏んでいかないと、ある一定のアーティストの部分まで成り上がった時に、自分の足場を失うことになります

例えば、デザインとアートは違いますよね。

デザインは利用する人『が』主体的に楽しむもので、アートは制作者『が』主体的に楽しむものです。
デザインは自分のためにデザインするのではないですよね、人が驚くものを作りたいという思いから、作り上げるものだと私は思っています。
『良く』なければならず、人が求める目的を達成する必要があります。

しかしアートはアーティストが内に秘めた感性を表現する作品です
アーティストは人に良い、悪いで評価されたくて作っているわけではないですよね。

これらのような概念の違いを学ぶ必要があります。
また大学進学の最大のメリットは、海外に美術の知識や技術を学びに行く際に、受け入れの信用度が増すことです。

 

知識・技術は海外で学ぶ

もしあなたが美術大学の先生だとして、
外国から「経済学部の学生です。受け入れてください。」とお願いされたとすると、どう思われますか。

なぜ違う学部から、受験をするのか不思議に思いませんか。

そして受け入れたとしても、その学生はアートの世界の共通言語を知らないわけです。

このことを考えると、やはり美術大学の出身学生の方が、海外で受け入れてもらいやすくなります
また、大学同士で、受け入れ枠なるものも存在し、海外へ行くための道が多く準備されていることも事実です。

そして日本の大学では、アートに関する技術の習得は、あまり期待できません。
というのが、技術的なものは海外が本場だからです
ただ日本画や書道などの分野は、海外の技術に劣らないものもあります。
日本に足りない技術については自分で取捨選択し、大学で足りない部分は、自分で学びに出ていくしかないのです

将来海外の大学でアートを学ぶことを考えているのであれば、美大への進学は登竜門的な存在といえるかもしれません。

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