早い段階で海外のアートに触れることは、将来の糧になる。

早い段階で海外のアートに触れることは、将来の糧になる。

これからアーティストを目指す人には、ぜひ、早い段階で海外のアートに触れてもらいたいなと思います。

それは日本国内の美術館で、海外の有名作品を見るわけではありません。
海外の美術館で、その国の作品を見てもらいたいのです。

 

日本国内の美術館は、日本人好みのアート展しかしない

日本でも、海外の主な展示が回顧展として行われることがあります。
これは、いくつかの美術館が集まって、まずは大きな資金を作ります。
その資金で、有名な作家の作品を呼び寄せ、資金を出した美術館を回っていくという仕組みです。

この時に重要なのが、『みんなが見たいと思っているアーティストの作家であること』です。
そのニーズから外れてしまうと、美術館に人は足を運ばず、作品を借りるために準備した資金を、入場料として回収できなくなるからです。

この危険性を回避すべく、日本国内で行われるアート展は、多くが日本人の多くが好みのものです。
好みは、アニメやテレビなど生活の中で、価値観と一緒に作り上げられていきます。

世界のアートまで視野を広げてみていると、この『好み』である、一定の共通点がある作品が選ばれ、展示されていることに気づくことができるのではないでしょうか。



 

アートの祭典と、アートフェアは違う

よく混同されるのが、アートの祭典と、アートフェアです。

ドクメンタやベネチアビエンナーレは、アートの祭典

現代美術の様々な作品が、大規模な会場に一挙終結するアートの展覧会です。
作品は物静かで、素朴なものが多く、作品が作られたコンセプトや、国や人種、環境による価値観を楽しむものです。

ですが、最終的には作家の売り込みに変わりありません。
この展覧会の場で売るのではなく、多くの人の目に触れてもらい、認知してもらうことが目的と思います。

バーゼルアートフェアや東京・大阪アートフェアなど

アートフェアは、作品を購入する会です。
購入が目的なので、発色がはっきりして、デザインが洗礼され、整った品が好まれます。

このように、目的が違うと、見ることのできる作品もはっきり分かれてきます。

 

世界の国の好みを知ろう

国ごとによって、人種や言語が違えば、文化も違います。
このことによって、アートの好みも大きな違いが出てきます。

例えば、アメリカは『わかりやすい』アートが好きです。はっきりした、混沌のないものです。
ヨーロッパは反して、混沌とした『コンセプチャルな』作品が好まれます。
中国は『発色が良く、派手』なもの。
日本は『具体的なファンタジー』的なもの、イラストや動物など、形は残してアニメ化した作品などが好きな人が多いと思います。

このような国による違いを把握することによって、今自分が取り組んでいるアート作品が日本で評価されなくとも、世界に持っていくことによって、うまく評価してくれる国が見つかるかもしれません。

アーティスト輸出(留学)カテゴリの最新記事