自分のアートをなぜ人に知ってもらう必要があるのか。

自分のアートをなぜ人に知ってもらう必要があるのか。

自分が作ったモノを、人に、認められてこそアーティストです。

と、前の記事で書きました。
でも個人で『アーティスト』と名乗り、趣味を楽しまれている人はたくさんますよね。
そう、アーティストになるのは簡単なのです。

しかし、その人が『アーティスト』と名乗っていることを、あなたは知っています。
そうですよね、もしあなたが知らなければ、

『個人で「アーティスト」と名乗り、趣味を楽しんでいる人なんて、この世にはいない』
そう考えたはずです。

 

知られないと、『無』と同じ

その人が『アーティスト』であることを認めているかは、別として、

あなたは、その人がアーティストと名乗っていることを、知っています。

知っているというのは、とても大きな意味があるのです。
存在として知られています。

もし、誰も知らなければ、それは『無』と何ら変わりません。
あなたが作品を作っていることさえも、存在しないことになります。

それは、悲しすぎることはありませんか。
自分が生み出した新しい価値観の存在を、誰にも知られることがないなんて。

でも中には、「誰にも知られなくていい」と思っている人もいます。
その人は、アーティストと言うよりも、
個人の考えを追求する、『探究者』なのかもしれませんね。

 

アートが測られるのは、人の価値観

でもアートは人に知られるだけで、『認められる』とは限りません。

人にアートの存在を知ってもらうことができたとしても、
「確かにそうだ」「アートだ」と人の価値観に納得をもたらさなければ、認められることはありません。

例えば、とてもコンセプチャルな絵を赤ちゃんに見せたとします。
さて、赤ちゃんは「すごい絵だ」と関心をするでしょうか。

では、若い証券レディに見せたとしましょう。
ドラマティックな人生を生きた、初老男性だとどうでしょう。

それらの人が持つ価値観は、様々です。
価値観は短期間の生活ですぐに変わるものではなく、
日々の長い積み重ねる生活の中で、ゆっくりと構築されていくものです。

その様々な価値観に、アートは測られ、一致した時に作品の意味がみいだされます。



 

一人では成立しないモノが、アート

作家は、一人で作品を作ります。
作品の意味を語り、自分の価値観を提供するのです。

そしてその価値観を受け取る人が必要です。

受け取るために、人は対価を支払います。
お金です。

受け取って人は、その価値観を自分なりに解釈し、また人にその解釈を伝えるのでしょう。

 

その伝言ゲームの中で、少しずつ大きな価値観が形成されていきます。
それが、『認知される』ということです。

その時には、作品の意味を作家が語らなくとも、多くのファンの人が、作品の良さを語ってくれることになります。

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